KAYAKの誕生まで 第二章~
強力なネオジウム磁石と出会い完成のイメージが膨らんでいましたが、
その思いとは裏腹に試作品を実際に履いてみるとスライドをする方向には弱く
すぐに外れてしまいました(´;ω;`)ショック。。。
強い磁力を持っているにも関わらず外れてしまう原因は何なのか?
マグネットの特性を調べ試行錯誤し考えました。
靴底が柔らかく屈曲すればベルトのマグネットが外れないのではないか?と
従来の靴の製法から見直すことに。
柔らかいアッパー、柔らかい靴底を使用していますが靴底を貼り付ける際に、
全面に糊をつけることで乾くと硬くなるという原因を突き止めました✨
そこで全面に糊をつけない方法、または中底を使わない方法はどうだろうか?と
またアイデアが閃きました💡
結果中底を使わず現在特許となっているドーム製法をあみ出します。
簡単に説明しますと東京ドームの様な形で、
靴の縁だけに糊をつけアッパーと靴底と合体をさせます。
従来では靴底全面に糊をつけていたので全周靴の縁1㎝のみ糊をつけただけでは
靴底が剥がれやすく1㎝の糊付けのみで強力にひっつける方法は無いか?と
更に研究を重ねました。
と、ところが・・・(ー_ー)!!
理論的には開発出来そうなところまでは到達しましたが、
実際は少ない7mm程の面積で屈曲部分の剥がれを防ぐ事ができませんでした。
そしてまた考えました💡
こうして特許を取った製法が生まれます!!
糊付けをし縁テープを巻き7mm×7mmの角を使い接着の強度を
増すことに成功しました。
製品化に向けて大きく飛躍したのであります。
最終章につづく…
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